From:臨床共育マネジメント主宰 齋藤 信
みなさん、組織のリハビリしてますか?
毎週土曜日は一週間を振り返り、リハ科をより働きやすくするヒントをお伝えする「管理職の学校」開校です!
この数回にわたり職業人の心得をテーマに、数回にわたってお伝えいたします。
前回は「問題解決」でしたね。
ざっくり言うと……
- 問題は原因究明の母!
- フレームワークを使おう!
- 「なぜ?」、「なに?」と質問しよう!
でした。
今回は「ダメ管理職の共通点」についてです。
早速、お話ししていきましょう!
◆ ダメ管理職の共通点はコレだ!
ええ、もう、非常にシンプルです。
ダメ管理職の共通点は「若手を支配しようとしている」こと。
ね、ダメでしょう?
まさか、まさかの! 相手を支配できると思い込んでいる。
全くもって、ダメダメですね。
◆ 言ってることが違う管理職
なぜ、支配しようとするのでしょうね。
その疑問に近づく為の質問があります。
「Q:あなたは部下を持つならどんな人材を採用しますか?」
コレです。
この質問に対する回答では、自分にないスキルや能力、才能の持ち主を挙げてきます。
ですが、本当にその人を採用しますか?
採用したとして、その人の能力を活かせますか?
活かせる人は管理職としてまだまだ伸び代のある人です。
活かせない人はダメ管理職。
なぜ、って? 理由は簡単。気に入らないから。
◆ 自分のコピーを欲する管理職
一つ気付いたことは、ダメ管理職ほど自分のコピーを作りたがります。
自分の経験や能力以上のことをする奴は気に入らない。
自分の思い通りの事が出来ない奴は出来ない奴というレッテルを貼る。
自分のいう事を聞けない奴はイジメパワハラの対象。
うん。アホか。ダメ管理職以前に、人としてダメでしょ。ダメ人間!
違う人間なんだから、自分にない経験をしてるし、やり方も違うし、言葉の解釈だって変わる。
これは当たり前の事じゃないですか!
◆ ダメもひっくるめて……
まあ、ね。当たり前とかそもそもとか言っちゃうと、そんな事わかってるよ!
と反論したくなっちゃいますよね。でも、まあ、しょうがない。管理職だって人間なんですから。
東北の病院時代、僕の上司だった人は不倫してたり、患者さんに当り散らしたり、あからさまなパワハラしてみたり、他人の神経を逆撫でする人でした。
でも、逆を返せば実に人間らしい人だったのかもしれませんね。
自分のテリトリーを守ったり、反発する職員をことごとく辞めさせるかパワハラで支配したり。
時代に合わない人でしたが、弱い人だったのかもしれませんね。
もっと可愛げがあれば、ダメな部分もひっくるめて助けようと思えたのかもしれませんが。
◆ ダメでも良いところがある?
話がちと逸れ気味でしたね。ですが、物事には二面性があるもの。
ダメ管理職と言われる人だって、その地位にいるからには必要があっているのでしょうし、職場ではダメダメでも家庭的な人かもしれません。
まあ、僕の話をすれば、家庭生活は波乱万丈ですからね。
誰視点でダメなのか、と一息つくのも大切ですね。
◆ 管理職……本当は弱い人?
先に言ったように「支配」に傾いている人は、弱い人なのかもしれません。
自分のエゴに忠実っちゃあそうですが、自己愛が強くて、自分で精一杯。弱い部分を見せたくないから実力行使をしたがり、隙を一切見せたくない。
まあ、それをしている時点で周囲にとっては隙だらけに見えて、尊敬の対象から外れますよね。
さてさて、困ったもんだ。どうしたら良いのやら。本人が気付いて、本人が変わろうとしない限り、周りはどうにもなりませんからね。
◆ まずは気づく事!
残念ながら、今すぐに解決できる方法を提示することはできません。
ですが、知ってもらう機会を作る事はできます。
諦めて言わない、陰口を叩いて発散するではダメ部下街道真っしぐら。
言ってすぐ変わる事は期待せず、また自分で気づいた俺スゲエと天狗になったとしても、気付いた事は一言いう。
まずはそれだけをしてみましょう。
だって……あなたの理想の上司像を押しつけるなら、上司を支配しようとしているって事ですからね。
◆ まとめると……
と、いうことで……ざっくりとまとめれば、
- ダメ管理職は相手を支配しようとしている。
- ダメ管理職は弱い人かもしれない。
- だからと言ってダメ管理職を支配しようとしない。
です。
あなたの職場のリハビリの一助になれば幸いです。
IAIR 副会長/臨床共育メンター 齋藤 信
追伸:臨床共育ネタ帳再開!
え〜なんと!臨床共育ネタ帳を音声ラジオ化中!
目指せ999本!
臨床共育って一体全体なんだよ!って話をしていきます。
毎日朝8時公開!是非チャンネル登録してくださいね!
>>> https://youtu.be/aMcIyPafF9A
PR
10月31日まで第1期生特別価格で提供中!
39,800円→29,800円で1年間の教材と、月2回のフォローアップセミナー参加権が手に入るのは今だけ!
あと3日と6時間で終了です!
教材の詳細が知りたい>>> http://saito-makoto.jp/melc/
