From:臨床共育メンター 齋藤 信
みなさん、こんにちは。
脳力無限大の齋藤です。

何故、無限大って……
今日は∞月∞日ですよ。
まあ、そんな無限大のチカラを持つ脳が囁いています。
医療という狭い枠のなかだけで考えていると、本質を見失うぞ、と。
実は他産業を参考にしろ!は厚労省発!
平成14年4月に注目すべき2つの指針が厚労省から公表された事実を、医療従事者の99%が知らないんです!
- 「医療安全推進総合対策〜医療事故を未然に防ぐために〜」
- 「福祉サービスにおける危機管理に関する取り組み指針〜利用者の笑顔と満足を求めて〜」
この二つなのですが、内容まで知っますか?
ざっくり説明すれば……
1:医療安全推進総合対策
- 医療安全を確保するために、医療全体の質の向上を目指す。
- 安全管理に関する体制を整備する。
- 組織全体を適正に管理する。
- 管理下において日々業務改善を行い続ける。
- その為に、他産業における標準化や工程管理などの品質管理手法を積極的に取り入れる。
2:福祉サービスにおける危機管理に関する取り組み指針
- 事故があった際、要因分析で終わらない。
- 防止策として職員に注意しただけでは意味がない。
- 防止の為に状況の的確な把握をする。
- 対策を具体的にどのようにするかという内容の明確化をする。
- 確実な実施をする。
まだ難しい?
では二言で……
- 「品質管理せよ」
- 「一般企業の発想を入れよ」
です。
あなたの職場でいい加減にしているアレ
僕としては「質」管理の方が合っていると思うんですけどね。
サービス業ですから、物理的な商品があるわけではないので。
そこであなたの職場を見たとき、話題の危機管理……
「リスクマネジメントがどのように行われているのか?」
が気になりませんか?
適当に、ヒヤリハット……インシデントレポートを書いちゃいませんか?
ようやくリスクマネジメントが定着してきた?
今でこそリスクマネジメントという言葉は普通になりましたが、ちょっと前までは本当に適当。
マイルールを持つ医療スタッフの集まった部署では大混乱。
酷いと責任のなすり付け合い。
それでもリスクマネジメント委員会に参加し、一つ一つ地道に職場で活動してきたみなさんに脱帽です。
ちなみに……このリスクマネジメントのキモになるある共通言語の存在を知ってますか?
まさかワカラナイとか言わないですよね?もちろん……「数字」です。
リスクマネジメント手法=企業の○○手法
エビデンスが大好きな皆さん、お待たせしました!
そう、リスクマネジメントでボディーブローのように効いてくるもの……それは数値化です。
この数値化……難しく考えなくてもすぐ出てきますよ。
例えばヒヤリハットなら、病床数に対して月間何件というヒヤリハット件数が病院指導などで出されますよね。僕が働いていた東京都の病院では……大体病床数の50%位でいつも指導されてましたね。
すると、月間100件のヒヤリハットってのが病院全体の目標値になる。
それを単純に部門の数で細分化していくと、リハ科は10件/月くらい。
ね、シンプル。
さて、こういう考え方って、どこから出てきたのかと言えば……
もうお気づきの通り「他産業=一般企業の経営手法」から出てきているのです。
管理職の現状?!
とは言ってもね、一般企業で働いた経験のある療法士は少なく、高卒で大学や養成校に入って、そのまま療法士……という流れがよく聞く流れ。
企業の経営手法であるとか、マネジメント、マーケティング、コーチングにメンタリング……知らないことばかりですよね。
まあ、しょうがないです。
今の病院の中間管理職勢の99%は、経営手法を誰かの下で学ぶことなく、先輩にも聞けず、孤独な戦いを強いられているんですから。
せざるを得ないから、独りでもやる。
それって、かなり大変ですよね。
だったら、そんな同じ思いの仲間で集まり、一歩先行く者が手を取り、共に考えていく機会を持てたら最高じゃないですか!
今こそ○○を学ぼう!
だから、今こそ一緒にリハ科経営を学びましょう!
僕がこれまでやってきたノウハウは全て公開します。
他の誰でもない。
この記事を最後まで読み、色々考えてしまったアナタだからお誘いしています。
もし、興味を持っていただけるようなら、この8月19日(土)にリハ科経営セミナーを開催します。そこで直接お話してみませんか?
テーマは「療法士だから知っておきたいマーケティング入門」ですので、必要かな?って思っちゃいますよね。
でも、リスクマネジメント委員会主催の勉強会の参加率低下に苦しむ病院さんはウチだけじゃないのでは?
それって、マーケティングできていないから勉強会に来ていないってことです。
- なぜ、来てくれないのか?
- なぜ、必要なのに参加しないのか?
- なぜ、聞く必要のない勉強家スタッフしか来ないのか?
その理由も、解決法も全てわかります。
アナタを改めてお誘いします。
一緒に、リハ科経営を学びませんか?(詳細はコチラ)
最後まで読んでくれてありがとう。
共に学べる日を楽しみにしております。
臨床共育メンター 齋藤 信
追伸
僕がこの内容を知って、リハ科のなかで話題になったのが、ちょうどEBOTでしたね。
論文がOTジャーナルに載ったのも2002年だったかな?