From:ゼミ主宰 齋藤 信
みなさん、こんにちは。
新シリーズ、目考!リハ科経営塾の開始です!
リハ科経営を目的から考えるとどう変わるのか?
を中心テーマとして、これまで相談にあった事例も含めつつ、あなたが期待するリハ科像に変えていくヒントをお伝えしていきます。
その第1号としてお話しするのは……
患者さんのリハ目標は考えられるのに、リハ科の経営に目的や目標を設定できない。
目的の価値を知っているのに、なぜ?
題して(カ◯ビーのか◯ぱえびせんの音楽に合わせて♪)
〝決められない!まとまらない!目的設定!〟
……ハジめます。
先週からアンケートを取っておりますが、いただいた声には……
- 組織の目的が不明瞭
- 上司と組織の目標が合致しない
- 個人の目標が組織に合わせられない
- 個々人の目標があり、バラバラに行動している
- 忙しくて目的や目標どころではない
- 部下に目的意識がない
あらら……
でも、一番衝撃だったのは、リハ科に共通の目的や目標がない!
なんだか、恐ろしくなってきました。
ハッキリ言いますが、目的がない、またはハッキリしないからこそ、部下はバラバラで、ついてこなければ、あなた自身も忙しくなっているんですよ。
経営に悩んでいるなら、一度は本屋で何かしらの経営入門書を手にしたことがあるでしょう。
どの本を取ってみても、必ず組織の目的の大切さが書いてあります。
前回、またリハドラの1stシーズンで繰り返し話してきたので、今更かもしれませんが……組織は目的を果たす為に存在します。
ですが、組織に目的が無いなら、それはただの烏合の衆です。
ただの集まりで、仲良しゴッコか、動物園の猿山みたいなものです。
どんな目的を果たしたいのか?
あなたがリハ科の長なら、それをこそ考えてください。
と言っても、リハ科長にはある心配事があるのを僕は知ってます。
その一つは〝どこまで自分で決めていいのか?〟
これは僕自身も管理職になって、一番悩んだことです。
正直、権力と権限を持て余してました。
そんな時に僕が使った方法はコレです。
〝病院や施設の理念から考える〟
オリジナルなことをしようとしないでください。
オリジナルなことをしようとすれば、必ずコケます。
僕はコケました(笑)
ですが、もともとある理念をもとにリハ科の目的を考えれば、話をきかない部下であっても聞く耳を持ちます。
だって、あなたの部下である前に、組織が雇っている被雇用者なんですから。
それでも病院や施設の理念に合致した目的を持つリハ科に貢献できないっていうなら、半期ごとに行っているであろう人事考課でマイナス査定をされても文句が言えないですよね。
まあ、そんな事になるまえに……
「リハ科の目的はコレです!」
「今月はその目的に向かって、この目標を達成しましょう!」
と、毎日あるいは毎週1回でも言い続けることをお勧めします。
はい、ではまとめます!
- 組織は目的を果たすために存在する。
- 迷ったら上位部門の目的に合わせる。
- 何度も目的を伝え続ける。
必ず組織に目的が染み込みます。
これらをおさえて、21日間繰り返しやってくださいね。
え? ああ! 人事考課の話が気になった?
今度は上司の立場で部下をどう評価していいのかワカラナイ! って話になっちゃうのかな?
その辺の悩みを持つ方も多いようですので、次回はその話をしましょうかね。
サイトーゼミ主宰 齋藤 信
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