臨床教育をCHANGEする。
僕はこの一言を言い続ける。
なぜって、これまでの臨床教育は、
誰かを「裁く」ことが常識だから。
これからの臨床教育は、
誰も「裁かない」
臨床教育をCHANGEする=裁かない、裁かれない臨床教育の実現。
残念だけど……
バイザーが学生を裁く。
学生もバイザーを裁く。
療法士が療法士を裁く。
医師や看護師、他職種間でも裁きあう。
ありもしない権威とプライド。
自己優越感。
自分の不安を解消するための他者攻撃。
誰かと比較して、ネガティブな気持ちになって、できない自分を自分で裁いている。
違うよね。
誰でもない、自分の人生。
納得して、自分の人生を歩むことができるヒトになればいい。
今、目の前が真っ暗で、一歩も前に進むことができない。
迷い、立ち止まって、どのように生きたらいいかわからない。
それを助け、その人の生き方に勇気を与えるのが、リハビリ。
リハビリをしようよ。
そうすれば、裁かない臨床現場になる。
リハビリの枠をこえ、ひとがひととして、生きる道を、ともに考えることができるようになる。
まずは、セラピストたちが、自分の人生のリハビリをしよう。
僕たちができることは、まだまだある。
みんなの持つ可能性は無限大だ。
僕たちセラピストは、身体も、心も、魂も、その人の人生すべての可能性を信じる。
臨床教育をCHANGEし、裁かない臨床現場を実現する。
それこそが、人の生き方の選択肢を広げられる、真のセラピストを育てること。
僕は、僕の仲間達と、それを実現するよ。
僕は、誰でもない、僕を信じる。
僕の夢を信じる。
齋藤 信