療法士が目標を立てても達成できない3つの理由【管理職の学校】(19)

療法士が目標を立てても達成できない3つの理由

From:IAIR副会長 齋藤 信

 

みなさん、組織のリハビリしてますか?

毎週土曜日は一週間を振り返り、リハ科をより働きやすくするヒントをお伝えする「管理職の学校」開校です!

前回は「管理職が無能になる法則」でしたね。
ざっくり言うと……

  • 放置型管理職は無能の第一歩
  • 自己保身も中途半端なら有害
  • 真実の50%を埋める努力をしているか?

でした。

今回は「目標達成」についてです。
早速、お話ししていきましょう!

 

◆ 療法士はなぜ目標達成できないのか?

療法士は常に患者さんのリハビリ計画を立て、患者さんの目的に向かって、目標を段階的に作り、共有し、達成に向けてリハビリを行っていきます。患者さんの人生をより良いものとするため、選択肢を提供し続ける……それがリハビリ療法士のお仕事です。
ですが、自分の人生の目的を問われると……途端にフリーズ。人生の目的を考える余裕もなく、毎日リハビリを繰り返し、自分が行っているリハビリが自分の人生にどのように関わってくるのかを真剣に考える事なく、あっという間に時が流れていく。
一年の計は元旦にあり……と言われて立てた目標をいつの間にか忘れ、心ない先輩の心ない一言でテンションが下がり、行動しようとしたら色々邪魔をされ、とうとう12月も残すところ半分!
さあ、どうしますか??

 

◆ 目標を達成する目的がない!

どうしますか?と言われても、最初に大きな問題がある事を忘れてはイケマセン。目標はあくまで目的地に到達するための中間評価をする為のもの。現在位置の把握ができなければ、いきたい方向が決まっていても、決まっていなくても、身動きが取れません。まずは現在位置を知る事が最初です……と言いたいところですが、実は違います!
療法士の皆さんは頭がいい。頭が良すぎるが故に、現在位置を知ってしまうと、何もかもを現実ベースで考えてしまいます。それでは人生が勿体無い!現在はあくまで現在。1秒後には別な自分になっています。10秒後には予想もつかない事が起きている事だってあります。どうせ何が起きるかわからないなら、自分でデザインしたっていいじゃないですか。
目標を達成できない理由は、人生の目的を明確にしていないからです。明確にするには1日5分でいいです。あなた自身の人生を思い出せる限り詳細に……でも楽しかった記憶を中心に思い出してみましょう。すると、今のあなたを形作った原体験(感動体験)が見えてきますよ。

 

◆ 曖昧な目標は曖昧な結果をもたらす!

目的は方向である。僕が色々な場面で繰り返し話していることです。進みたい方向が見えてきたら、ようやく現在位置を確認です。

  • 今の状況
  • 今できる行動
  • 今協力してくれる人
  • 今持っている資産
  • 今行動することでのリスク

などをチェックしていきましょう。それらを踏まえて、どの時点でどの状況にまでなっていたいのかを計画立てていきましょう。
5W1H(When,Where,Who,What,Why,How to)で考えるのが有名ですね。具体的に考えてみましょう!

 

◆ 具体的すぎると計画倒れになる!

先ほど具体的に……と言った舌の根の乾かないうちに、改めて言います。計画を具体的に立てすぎると、計画倒れになります!
ここ最近の医療の質を向上させる為に行っているリスクマネジメント委員会。実はその手法にある現状把握→評価分析→計画立案→実行→再評価→改善→計画再立案→実行に戻る……のやり方では、時間がかかり過ぎたり、計画にない状況が発生するとフリーズして行動しないという選択をするようになっていきます。そう、計画倒れですね。
極端な例を言えば「マニュアル至上主義。それ以外の行動は認めない」ですね。ただし、ともすると医療事故や訴訟問題になるため、最適な手順以外をするのは自己責任になります。マニュアルとマニュアル外の行動のバランスが難しいため「行動しない」を選択する。医療現場では正しいやり方です。ですが、今考えているのはあなたの人生の目的に到達するための目標を立て、そこに向かって行動する内容です。目的地とそこに到達した時にどんな状況になっているのが最適なのかを決めたら、その後は「手段は問わない」のがいいでしょう。
もちろん、あなたの人生観に合わないことを推奨するつもりはありませんよ。

 

◆ 加速の時代を生き抜く思考とは

今、インターネットにより、時間と空間、そして情報の価値が限りなく「0」に近づきました。そのため、自宅に居ながら様々な情報が得られる反面、調べても手にないらない情報に対してどう考えるのかという「知性」が試される時代となりました。
だからこそ「行動」と「体験」、「経験」することに最も価値がある時代になったのです。あなたの人生の教科書があるとしたら、その半分は調べることで埋まっていきました。もう半分はまだ空白です。今から行動を始めてください。あなたが進むことで道ができ、その道こそ空白を埋めるあなたの体験なのです。

 

◆ まとめると……

と、いうことで……ざっくりとまとめれば、

  • 目標を立てる前に目的を確認しよう!
  • 目標を曖昧にせず具体的にしよう!
  • 計画を具体的にしない!目的に向かうなら手段は問わない!
  • 体験があなたの人生を創る!

です。
あなたの職場のリハビリの一助になれば幸いです。

主宰齋藤信
IAIR 副会長/臨床共育メンター 齋藤 信

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Makoto Saito

作業療法塾塾長、臨床共育マネジメント主宰、IAIR副会長! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。臨床教育を共育にCHANGEするというビジョンのものと、療法士の育成に人生の全てを懸けている。 また、臨床共育メンター®養成として、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。