臨床現場には心の教育がない?【管理職の学校】(14)

心の教育

From:IAIR副会長 齋藤 信

 

みなさん、組織のリハビリしてますか?

毎週土曜日は一週間を振り返り、リハ科をより働きやすくするヒントをお伝えする「管理職の学校」開校です!

この数回にわたり職業人の心得をテーマに、数回にわたってお伝えいたします。

前回は「ダメ管理職」でしたね。
ざっくり言うと……

  • ダメ管理職は相手を支配しようとしている。
  • ダメ管理職は弱い人かもしれない。
  • だからと言ってダメ管理職を支配しようとしない。

でした。

今回は「臨床教育」についてです。
早速、お話ししていきましょう!

 

◆ 臨床教育に誤解があるのか?

あなたは臨床教育と聞けば、一体何を思い浮かべますか?
80%の方は、技術研修をイメージするのではないでしょうか?
ですが、それは教育なのでしょうか?
技術以上に、学ぶことがあるのではないでしょうか?

 

◆ 医療業界に足りないものは何か?

もちろん、評価法とか治療計画の立て方とかもありますが、そうではないんです。
医療業界に最も足りていないものの教育です。
すでに心当たりがあるのではないでしょうか?
そう、それは「心の教育」なんです。

 

◆ 気に病んだ人が病気を治せるのか?

実に残念なことですが、医療業界には「心」を教育するという考え方がありません。
今までは。
おそらく気づき始めていると思いますが、昭和の頃と平成の極まった今とでは、働き方が変わっています。
過去の徒弟的な関係は崩壊。新施設への引き抜きでベテランと言われる中間層の流出。
書類も増えて、忙しさは年々増していくばかり。そのまま職場はギスギス。
気に病んでもそのまま働き続けなくてはならない状況です。
気に病んだ人が病気を治す医療に従事し続ける。それでいいのでしょうか。

 

◆ 今こそ心の共育を!

今回は、問題提起ばかりになりました。
ですが、正直言って、この悩み、この疑問、この問題に対して、すぐに解決できるわけではありません。
しかも、僕一人がこの場で言葉にするだけでは足りません。
同じ想いの人が集まって、言葉にし続けることで、少しずつ変わっていくのだと思っています。
一人では難しいことでも、同じ想いのある人同士で、共に育むことができます。
だから「共育」なんです。心こそ共育が必要なんです。

 

◆ 助けてください。一緒に変えましょう!

僕はこれまで、一人でも諦めずに言い続ければ、必ず変わると信じてきました。
ですが、独り善がりでした。僕の力だけでは、絶対的に足りないのです。
だから、助けてください。
今、僕は困難に直面しています。でも、そんな時だからこそ助けてくれる人がいます。
困難な事に直面しているからこそ、声をかけてくれた方の一言が心に沁みています。
僕は素直に助けてくださいと言えませんでした。でも、一人ではどうにもならない状況になって、初めて心から言えます。
僕一人では無理です。助けてください。
共に育む仲間が欲しい。僕に足りない部分を、あなたの力で助けてください。
10年かけてでも、着実に臨床現場の教育に共育が常識となるよう、伝え続けていきましょう。

 

◆ まとめると……

と、いうことで……ざっくりとまとめれば、

  • 気に病んだ人が病気を治せない。
  • 一人では無理な事も仲間の力で可能性が生まれる。
  • 心を共に育む臨床教育を常識にしていこう。

です。
あなたの職場のリハビリの一助になれば幸いです。

IAIR副会長齋藤信
IAIR 副会長/臨床共育メンター 齋藤 信

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Makoto Saito

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。臨床教育を共育にCHANGEするというビジョンのものと、療法士の育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。