【リハ科経営100の事例】CASE:007 新人さんの裏事情?

From:齋藤 信

 

みなさん、こんにちは。齋藤信です。

 

100のリハ科があれば、100の解決策が必要。
リハ科経営100の事例検討会です。
いただいたアンケートのご回答やご相談をもとに、事例化し、僕からの解決案を出し、ディスカッションまでしちゃいましょう。

 

目指せ100CASE!

 

今回はCASE:007です!

「新人がフィードバックに来ない。
 また、リハビリの内容がいつも同じで
 患者個人に焦点があったリハビリができていない」

(理学療法士 3年目 一般職)

新人さんについてのご相談ですね。

まずは、整理してみましょう!

CASE007

マインドマップを見てお気づきでしょうか?

 

実は今回も、相談された際の文章を因数分解しています。

前回、因数分解することで、思い込みを作り出す事を避け、考えるべき優先順位を変える事ができるお話をしました。

 

今回も同じ状況ではないでしょうか?

 

先輩の視点から見て、新人さんを裁いてはいませんか?

「新人がフィードバックに来ない」

のではなく、

「新人がフィードバックに来れない」

と考えた事はありますか?

 

 

以前のコラムでも例にだしたかと思いますが、

新人さんは、お子様の「初めてのおつかい」と同じ状況に陥っていませんか?

まだ、右も左もワカラナイ新人さん。

  • 新人さんの状況にもよりますが、自分の状況を把握できている方でしょうか?
  • 自分の問題点を把握できているのでしょうか?
  • はたまた、疑問にすら思っていないのでしょうか?
  • 疑問に思うだけの、判断材料や、基準、情報はもっているのでしょうか?

 

 

いいですか。想像してみてください。

 

新人さんは「料理をしてもいいよ」と、初めてキッチンに立っていいと母親から許された小学生のようなものです。

キッチンには、料理されるのを待っている食材や、調理するための道具の山。そして、それを見守り、いつでもアドバイスする準備ができている両親のハラハラ姿。

何から始めていいのやら。

思い切りのいい子供ならあるもので何でもやり始めますが、

なまじ勉強してきて学校で良し悪しをある程度教えられている分、思い切った事ができない。

むしろ、両親の顔色を見つつ、助けてほしいけど、何からきいていいかワカラナイ。

いつも忙しそうにしていて、イライラしている母親だったら、なおさら聞くにきけない……

 

ね、どうです?

心当たりはありますか?

 

そんなお子様(新人さん)が、相談(フィードバック)に来ないからといって、料理(リハビリ)が期待していたものと違う、とは断じることって、できませんよね。

 

逆に、そこまで対応をしても新人さんがフィードバックに来れないというのであれば、別な問題がありそうです。

 

場合によっては、新人さん個人のプライベートな問題……

例えば、介護や子供の登校拒否、両親との不仲、兄弟の確執など家族間のトラブルが尾を引くことだってあります。

 

僕も「そんなの言ってくれなきゃ配慮のしようもないよ!」と、突っ込んで聞かなかった自分に後悔したことがあります。

 

そういった意味でも、まずは新人さんが相談しやすい雰囲気のある現場、プリセプターや先輩のオープンな態度がポイントになるかもしれません。

 

一人前の療法士になる前に、一人前の人として共に成長する。

 

リハビリの基本は「傾聴」ですものね?

まずは新人さんとゆっくり話をしてみてはいかがでしょう?

ポイントは、新人さんに関心を持って話を聴くこと。

これを忘れなければ、次第に新人さんが自律し、自ら能動的に学ぶようになるでしょう。

 

 

さあ、ということで、今回は「新人さんの裏事情?」と勝手に銘打って回答しました。

傾聴では足りないんです。相手に関心をもって、聴き入ってくださいね。

 

今回のケースをみて、あなたはどう感じましたか?

リハ科が100あれば、100通りの解決策が求められます。

100通りの解決策を出せば、あなたのリハ科と同じ悩みを抱える誰かのリハ科が救われます。

一緒に、解決策を考えてみませんか?

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臨床共育メンター 齋藤 信

追伸
ん~もしかして、あまり関心がない?
もっとみなさんの抱える悩みを聴かせてほしいです。
>>> https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=UkDpwsUIRnM 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

Makoto Saito

作業療法塾塾長、サイトーゼミ主催、IAIRグランドマネジャー! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。臨床教育を共育にCHANGEするというビジョンのものと、療法士の育成に人生の全てを懸けている。 また、サイトーゼミとして、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。