能書き

saitomono

最近、ある事に気付いた。
と言うか、ある言葉を思い出した。

『能書き』

2005年に作業療法塾を始め、掲示板を置いて学生さんの悩みに回答していた頃、『能書きばかりたれてるだけ』と書き込まれ、かなり凹んだ。

かなり凹んで、一時ペンを持てなくなった。

自分は何を書いても、実が伴っていないのではないか?

誰もが納得する結果を出さない限り、何ひとつ記事にする事も、書く事すら許されないのか……

かなりガッカリした。

ペンを持つと、吐き気がする程悩んだ。

パソコンの前に立つと、『能書きたれ』という言葉が頭の中で繰り返し響き、僕はブログを書くのをやめた。

でも、当時、自分で決めたたった一つの事は、やり続けた

メルマガだ。
OTサバイバー……

作業療法士としてこの先生き残るために何をするか?

掲示板の書き込みで、生き残ることを諦めるのは、何か悔しかった。

週1回。

悔しかったから無理矢理書いた。

そのうち、『能書き』という単語をいつの間にか忘れていた。

記憶から完全に消えていた。

さっきまで、昔掲示板で何か書き込まれたのは覚えているけど、なんて表現されたか思い出せなかった。

齋藤信の辞書に能書きという言葉が消えていた事に、さっき気付いた。

今思えば、その後からブログや掲示板でも実名で書き込むようになった。

どうせどん底なら、もう何をしたってイイや!

当時はそう思いつつも、キチンと向き合っていなかったな

いや、多分潜在的には僕に影響を与えていた。

実証済のマネジメント技法、脳科学、エビデンスのある学習法……

口だけで治療技術が無いだろ!
って言われた事もあり、精神科でも身体アプローチが出来るよう、ケイ先生に弟子入し、IAIRに参加。

見事にコンプレックス。

当時は『自分をバカにした奴は一生許さない』とか言ってまわってた。

ん〜〜なんともルサンチマン。

けど、よく考えたら、馬鹿にしてきた奴らって、誰だっけ

掲示板で当時僕より10年以上経験年数のある先生だったようだけど……
掲示板だからよく分からんし。

何より、一番自分を馬鹿にしていたのは僕自身だよね。

自分を信じられなかったんだから。

自分の名前にある漢字のつく言葉くらい、自分で自分に使っていこうよ。

とか、思った。

きっと、『能書き』って言葉を思い出したのって、自分を信じたからなのかもね。

さ〜〜て、思いがけず長々書いてしまった。
今日もまた一歩、自分を信じて進むとしますか。


齋藤信


能書き(のうがき)とは、元来、能書きとは薬の効能などの説明を書き記したものを指す言葉であった。効能書きから由来する。

医療の効力が乏しい時代、医者から薬が処方され効果・効能を説明されても、効果が全くなくその事を揶揄し意味が転じて、効果があると吹聴する事、口ばかりで実がない・行動が伴わない、といった意味で使われるようになった。
(Wikipediaより引用)

ABOUTこの記事をかいた人

Makoto Saito

作業療法塾塾長、臨床共育マネジメント主宰、IAIR副会長! 精神科作業療法士として13年臨床経験を重ねたのち、起業。臨床教育を共育にCHANGEするというビジョンのものと、療法士の育成に人生の全てを懸けている。 また、臨床共育メンター®養成として、臨床指導者や管理職向けの講義、コーチングも行っている。